2008年02月15日

ALSという難病と戦い

高校時代の部活の一年後輩である野村陽子さんが今日亡くなりました。
自分の歳は忘れて、後輩というものはたとえ一年しか違わなくてもいつまでたってもあの頃の後輩のままで実ににかわいいものであります。
そんな後輩の中で陽ちゃんは身体は大きく、男勝りで大きなバイクを乗り回し、大型のバスで送迎のバイトをやり、地域の体育委員をやるほど病気とは一番無縁な感じの何より私にとっては全く頼りがいのある後輩でした。
道をフラフラと歩く私に「智子さんあぶないよ!」と手でそっと歩道の方へ押しやり「どちらが先輩なのかわからないね」とめんどうをみられるのが嬉しくて甘えていました。
しかし男勝りの外見とは違って、気持ちは実に細やかな女性らしさを持っていました。よく絵手紙もくれました。消しゴムで見事な印判も作るので、私もパートさんの美保ちゃんも名前の印を作ってもらいました。
昨年の9月にALSという難病と聞かされた時すぐにパソコンで調べ、なすすべがないことを知り「全く神も仏もない」と涙が止まりませんでした。
今年の1月半ばに電話をしたところ、もちろんもうしゃべる事はできないのでご主人が受話器を持って耳に当ててもらい、応答のない電話に思いを伝えたのが最後になってしまいました。まさかこんなに早く亡くなってしまうなんて、戦うなんて時間もなかったくらいだね。
「陽ちゃんありがとね」何回言っても言い足りないよ。まだ貴女の顔をみないうちに絶対に書いておきたかったの。

sawada_tomoko at 21:28│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔