深まる秋に……。

名フイルの新井康之さんのチェロのコンサートです。
ピアノは何と実家が緑区の近藤麻由さん。
今年の一月にお願いして、やっと木曜日の都合に合わせて戴いたのが１１月２０日でした。
当方でののコンサートの前にも２度ほど宗次ホールで聴きしましたが、大きなホールではあまりトークはなさらないので、胸ときめくかっての少女達の前ではどの様なお話をされるか少々心配もしていましたが、新井さんもお客様と数メートルしか離れていない場所で初めはドギマギしつつ？次第に慣れて、甘いフェイスから漏れる微笑と胸に静かに響いてくるチェロの音色に乙女達は酔いしれるばかりでした。

この日は子供の頃から知っている美容院の息子さんが実験的にアロマを使いたいとの事で、コンサートホールにやさしい香りにを添えていただきました。

明日への希望

夕陽の陶芸家、福嶋伸彦さんの陶芸展です。
搬入を終わって、一人作品の中に立っていると何とも不思議な気持ちになり、陶器は色々観てきましたが今までに感じた事のないような感覚に捕らわれました。
１歳半で両耳の聴覚を失いそれでも高校時代は軟式野球で甲子園にも出られたとか、大将はそちらの方が興味があると…。
そんな方の作品はやはり心を惹きつけてしまう力があり、来て戴いたお客様も皆感動されていました。
長い時間聴覚を失った方といたのは初めてでしたが、展示と同じ場所で当たり前の様にコンサートで素晴しい音楽を聴いている事の幸せを改めて感じる事にもなりました。