2012年07月26日

心ゆくまで

同級生がポーラの文化研究所という所に勤めていて、以前よりに是非一度美術館へと誘われていました。
箱根は中学校の修学旅行以来です。まだあじさいの花の残る山間の線路を登山列車がどんどん坂を上って行きます。強羅からさらにバスを乗り継ぎいくつかの美術館を通り過ぎた奥に、森の中に溶け込むようにポーラ美術館が見えてきます。
今年で10周年を迎えるということで個人では最大の所有数だと言われる鈴木常司氏のコレクションが数回に分けて展示されるとの事でした。友達も私と同様還暦を迎えあと数年で退職するからと、在職中に訪ねてくれたのをとても喜んで休みをとって一緒に回ってくれました。
リゾート地の美術館はそれはもうゆったりとしてガラス張りの建物は緑の木々にすっぽりと包まれ、観るのに疲れたら森に入る遊歩道を歩き4時間半そこで至福の時を過すことができました。
23歳でポーラを継がなければならなかった常司氏は絵によって慰め励まされ、集めた高価な絵もごく普通に社員の目の触れるところに置いていたそうです。
日帰りではもったいない、次回は周りの美術館へも是非。

画像 082

sawada_tomoko at 22:25│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔